【例題つき】ウミガメのスープの作り方を紹介!

おすすめの遊び方

ここでは「水平思考問題」とも呼ばれるウミガメのスープの作り方を紹介していきます。

ウミガメのスープとは、一見不可解な状況に見える問題文に対し、解答者は「はい」「いいえ」で答えられる質問を投げかけて真相を突き止めるゲームです。

あまりイメージが湧かない方は以下のサイトでウミガメのスープの問題を掲載していますので、参考にしてください。

ウミガメのスープを作る中で、自分なりの作り方の流れのようなものが分かってきたので、それを紹介していきたいと思います。

あくまで個人的な見解ですので、作問する中でみなさんのスタイルを確立していただければと思います。

全体の流れ

ウミガメのスープの作問は以下の2段階に分けられます。

① シチュエーションを見つける

② トリックを使って問題文を作る

それぞれ説明していきます。

① シチュエーションを見つける

まずはどんなシチュエーションを問題にするかを考えましょう。

個人的には、ウミガメのスープの質の7割はシチュエーションで決まると思います。

シチュエーションを見つけるためのポイントは、
「ひたすら色々なシチュエーションを考えること」です。

たくさん考えていく中で、ウミガメのスープにできそうなシチュエーションがいくつか出てくるので、そしたら後述するトリックを使って問題文を作ってみましょう。

個人的な感覚では、10個のシチュエーションを考えてみて、そのうちの1つくらいがウミガメのスープになるくらいだと思います。

ひたすらに色々なシチュエーションを考えていきましょう!

② トリックを使って問題文を作る

シチュエーションを決めたら問題文を作っていきます。

問題文を作る際のトリックはいくつもあるのですが、そのうち代表的なものを紹介していきます。

因果関係崩し

因果関係をつなぎ変えることで、問題文を不思議な状況にすることができます。

主なパターンとしては、

「AならばB、BならばC」という状況を、「AならばC」という文にする。

「AならばB、AならばC」という状況を、「BならばC」という文にする。

という2つになります。

因果関係崩しのトリックを使った問題を紹介します。

『ドーピング』
普通の薬を飲んだ男は新記録を打ち立てた。一体どういうこと?

答えは以下のサイトから確認できます。

上の問題は、「薬を飲んだ→ ? → 新記録を打ち立てた」という状況なのですが、「?」の部分を抜かすことで不思議な状況を作ることができます。

言い換え

文中に出てくる事柄を別の言い方にすることです。

例えば「辞書→本」、「りんご→食べ物」と広義に変換するだけでも有効な場合があります。

自分なりに色々と言い換えを試してみましょう。

言い換えを利用した問題を紹介します。

『怪しい夜会』
ある日の夜のこと。3人の女を集めた男はお金を払ったが、もう1人女を集めればお金を貰えたのだという。一体どういうことか。

答えは以下のサイトから確認できます。

この問題では、とあるものを「女」と言い換えています。

情報隠し

登場人物・場所・時期などを問題文中では隠すことで不思議な状況を作り出す手法です。

例えば、

登場人物:子供、目が見えない、職業

場所:外国、特定の施設

時期:昔の出来事、特定の季節

その他:物語やゲームの世界

といった情報を隠すことで、一般的には考えられないような状況に仕立て上げることができます。

情報隠しを用いた問題を紹介します。

『雨は突然に・・・』
マサミツは仕事終わりにカフェに寄っていた。彼が帰ろうとすると、突然大雨が降ってきた。運良く折りたたみ傘を持っていたマサミツだが、周りの人が濡れながら走っている姿を見て、傘をささずに走り出した。一体なぜだろうか。

答えは以下のサイトから確認できます。

この問題ではマサミツの職業がポイントになってきます。

言葉遊び

最後に言葉遊びのトリックを紹介します。

このトリックは同音異義語などの言葉遊びを用いて不思議な状況を作り出す手法です。

このトリックを使う場合に関しては、シチュエーションより先にトリックを考えたほうがいいかもしれません。

言葉遊びを使った問題を紹介します。

『大喧嘩』
ちえ、めぐ、かなは仲の良い3人である。
ある日、ちえが「めぐ」と言うと、めぐはかなを、かなはめぐを叩いた。いったいどういうこと?

答えは以下のサイトから確認できます。

登場人物の名前がキーになっています。

注意点

シチュエーションを考え、トリックを使ったら問題ができると思いますが、

情報を隠しすぎないように注意しましょう。

例えば、因果関係崩しを使おうとして、

「AならばB、BならばC、CならばD、DならばE」という状況を「AならばE」としてしまうと、因果関係が遠すぎて、答えを聞いたときの納得感が低下します。

また、言い換えにおいても広義なものに変換しすぎると、問題文が意味不明になります。

先に出した『怪しい夜会』という問題文
ある日の夜のこと。3人の女を集めた男はお金を払ったが、もう1人女を集めればお金を貰えたのだという。一体どういうことか。

を以下のように言い換えると、抽象的すぎる文になります。
ある日の夜のこと。あるものが足りなかった男はお金を失った。一体どういうことか。

ここまで抽象的すぎると、答えとしても色々なものが浮かんでしまうので、解く気も失せて答えを聞いた時の納得感も低下します。

上は極端な例ですが、作問するときは気をつけましょう。

情報隠しにおいても、情報を隠しすぎるのは同じく抽象的になるので、本当に重要な情報だけ隠すということを心がけましょう。

最後に

今回はウミガメのスープの作り方について書いてきましたが、「良いウミガメのスープ」の定義は人それぞれです。

たくさん作って、人に出す中で自分なりのスタイルを確立していけば良いと思います。

まだ作り慣れてない人は、シチュエーションを考えて「言い換え」と「情報隠し」を使うところから初めればいいと思います。

私が作った問題は以下のサイトに載っているのでぜひ参考にしてみてください。

コメント

  1. 匿名 より:

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